ご依頼の前に確認しておきたい運用中サーバーに関すること

サーバールーム内の風景

Webサイトリニューアルのご依頼を受けた際、意外と忘れがちになっているのが「運用中サーバー」に関することです。今回は制作ご依頼前に、改めて確認しておきたい「運用サーバーの簡単な事柄」についてご案内します。

運用中サーバーの「どんな情報」が必要になるのか?

制作会社が求める「サーバーに関する情報」と聞くと、難しくわかりにくい情報を求められたり、何かと不安に感じる部分もあるかもしれません。ですが、お伺いしたい情報というのはそれほど難しいことではありません。

ご依頼をいただく企業様のサイトの多くは「レンタルサーバー」を利用して公開・運用されていることがほとんどです。(一部では自前のサーバーをご利用されているケースもありますが。)もし、お客様がご利用中のサーバーが「レンタルサーバー」であるならば、以下の2点の情報をご依頼の際、当社にお教えいただければ大丈夫です。

  1. ご契約中のサーバー会社
  2. サーバーのご契約プラン

非常に簡単な情報ですね。ですが、これだけのことを事前に共有いただければ、その後の制作を行う上での判断が行いやすくなります。

これらの情報で何を判断するのか?

レンタルサーバーの場合、ご契約のプランによって「備わっている機能」が決まっています。当社がこれらの情報から判断をするのは「サーバーに備わっている機能がリニューアル時の機能要件に対応出来ているか?」といった部分です。

以下の画像は「さくらインターネット」の「さくらのレンタルサーバー|スタンダードプラン」の主な仕様ですが、ここからおおよそどういった機能がサーバーに備わっているのかがわかります。

さくらインターネット|さくらのレンタルサーバー|スタンダードプランのプラン概要
さくらインターネット|さくらのレンタルサーバー|スタンダードプランのプラン概要

こちらの概要を確認するだけでも、以下の情報が拾い出せます。

  1. サーバーの容量
  2. データ転送量
  3. このプランで利用出来る主な機能(CMSやSSLの利用、使えるPHPのバージョン)

サーバー機能から何が見えてくる?

例えば「CMSを利用してサイトの維持管理を行いたい」といったご要望をいただいた場合、利用を検討しているCMSが契約中のサーバーで使えるか?といったことの判断が可能です。
こちらのサーバープランでは「WordPress(ワードプレス|※オープンソースのブログツール・CMS)」の利用が可能です。(さくらのレンタルサーバーの場合、その他のCMSにも対応しています。)

また、単に使えるといった点だけでなく、CMS利用に関連した「利用可能なPHPのバージョン」などもチェックすることができます。

その他には、コーポレートサイトの月間アクセス数が元々多いサイトの場合、「データ転送量は現状で十分足りているのか?」今後の運用で「サーバー容量に不安は出てこないか?」などの運用上の「検討材料」がここから見えてきます。

レンタルサーバーは機能拡張が自由にできない

レンタルサーバーの特徴として「自分で自由に機能の追加や変更、拡張を行うことができない」といった側面があります。

最近のレンタルサーバーの場合、お客様の要望に対応するのに十分な機能を備えているのがほとんどですので、特に問題は無いのですが、稀に十数年前にサーバーをご契約された後、プラン変更などをされないままご利用を続けておられるお客様もいらっしゃいます。

こういった場合、盛り込みたい要件に対応する機能がサーバーに備わっていないと言ったこともありますので、リニューアル時の「ご希望の要件」を実装するのであれば、「対応する他のサーバープランへの変更」や、「新サーバーへの移転」といった判断をする必要もあります。(古いプランで運用中の場合一度ご相談ください。)

こういった点を踏まえ、ご依頼の段階で基本的な情報を共有いただくことで「サーバーに関する課題」に早いタイミングで対応出来るようになります。

他にも手元で管理しておくべきサーバー関連の情報はある?

サーバー会社や契約プランといった情報は、現状のサーバー機能を判断するだけの情報です。実際にサーバーにアクセスしてデータを管理するには、以下に記載するような情報も必要になってきます。

  1. サーバー接続用の「FTP情報」
  2. サーバー管理画面用のログイン情報(ID、パスワードなど)

これらの情報も必要な情報ではありますが、同時にお客様の大切な個人情報となりますのでお客様のお手元で大切に保管をお願いいたします。(当社から別途お伺いをするまでお答え頂く必要はございません。)

1.の「FTP情報」については、制作が完了し、本番サーバーへ当社がデータをアップロードする際などに必要となります。こちらの情報はご依頼時に必要ではありませんが、必要に応じて改めてお伺いいたします。
※お客様側で本番サーバーへ公開データをアップロードされる場合は、当社がFTP情報についてお伺いすることはありません。

2.の情報については、当社にお教えいただく必要は基本ございません。しかしながら、お客様側にてサーバー設定を変更していただいたり、SSL証明書の発行などの作業を行っていただく際に必要になりますので、ログイン情報などは大切に管理をお願いいたします。

サイト運営でサーバーは非常に大切です。

Webサイトリニューアルとなると、デザインやサイトの機能と言った部分に対して注視しがちになりますが、利用しているサーバーによって「できる・できない」が変わることが多いので、Webサイトそのものは「サーバーあっての物種」だと実感することが多いです。

特に、プラン変更やサーバー移転を行わないとならない場合、出来る限り早いタイミングで判断が出来ることが望ましいです。(変更や新規にサーバーを借りるなどの作業にもある程度の時間がかかります。)

情報としては些細なことではあるのですが、適切なサイト設計プランを考えるのに必要な情報のご確認にご協力いただけると幸いです。