有限会社アムスのロゴマークが出来るまで

有限会社アムスのロゴマーク

ロゴマークが無い…

お恥ずかしながらこれまでの間、決まったロゴマークが当社にはありませんでした。ロゴマークは名刺や封筒、Webサイト内を始め、会社のあらゆるものに必要な「顔」としての役割を担っています。その点において、「ロゴマークが無い」のはいただけません。

新たなスタートを切るにあたり、最初に着手したのは「ロゴマークの制作」からでした。

「社名」の成り立ちを改めて振り返る

制作にあたって最初に取り掛かったことは、「社名の成り立ちの振り返り」です。

当社は昨年まで「医療用機械器具・医療用具販売」を主な事業として営業していました。そういった事業内容から、社名を「Adachi Medical Support(アダチ メディカル サポート / ※アダチは創業者の姓から来ています。)」とし、「AMS(アムス)」と表記しています。いわゆる頭文字で表記した「略語」です。(なんとなく「DHC」さんを連想してしまいますね。)

成り立ちとしては非常にシンプルで明快です。

ロゴマークの「コンセプト」を決める

成り立ちは理解できましたが、社名にはデザイン事業に関連する単語や、連想できる言葉は(一見すると)含まれていません。

ロゴマークの制作にあたっては、何かしら「事業に関わること」をコンセプトに含ませたいと考えていたので、正直頭を抱えていた節はありました。ですが、「アムス」という単語だけをぼんやり眺めていると「編む(アム)」と「結ぶ(ムス)」という単語が見えてきたのです。

まず「編む」という言葉には、糸などを編むという人間の動作以外に、「計画を組み立てる。編成する。」という意味でも用いることがあります。もう一つの「結ぶ」には「互いに関係をつくる。」といった、人との関わりに関する意味があります。偶然にも見つけた単語には、少し大げさですが当社の事業の根幹につながる意味を含んでいたのです。

こうした気づきから、ロゴマークのコンセプトが「編む」と「結ぶ」に決定したのです。

アイデアスケッチ

制作の最初は「アイデアスケッチ」です。コンセプトは「編む」「結ぶ」ですので、「紐(ひも)や線」といったモチーフによる構成を考え、あれこれとノートに書き出していきました。

ロゴマークのアイデアスケッチ

最初はアルファベット(大文字)ベースの細い線で考えたりしていました。

ロゴマークのアイデアスケッチ

その後、「紐(ひも)」を編んだ状態、結んだ状態の形から連想できないか?を模索中。

ロゴマークのアイデアスケッチ

最初のアルファベットと紐を合わせた状態のアイデアなど。

カタチづくり

ひとしきりアイデアを書いた後、それを基にデザインデータに変換していきます。

Adobe Illustratorでロゴマークの清書
Adobe Illustratorでロゴマークの清書

アイデアスケッチの段階では「イイカンジ」のロゴが仕上がる予感があったものもあるのですが、いざ清書してみると、しっくり来なかったり、サイズを拡大・縮小し視認性を確認したり、文字との組み合わせを試すうちに、ダメなパターンが非常に多くありました。

私がロゴマークをデザインする時に一番考えるところが「視認性や利用方法」です。

そもそも「ロゴマーク」というくらいですから、ひと目で「認識できない」のはマークとしての機能を果たしていないので、アイデアとして良くても利用する時にバランスが悪い(見えにくい・わかりにくい)のは困ります。それに加えて、白黒にしても「形がわかる」状態であれば、利用シーンを選ばないので、使いやすいですよね。

こういった理由から、ここに掲載しているもののほとんどは日の目を見ないまま消えていくことになります。

ロゴマークの完成

ボツにしていったたくさんの案を振り返ると、何かしら構成する要素が多かったり、形が思いのほか複雑だったりと、「シンプルさ」から遠ざかっていたように感じました。ここで言う「シンプルさ」は、形状として複雑にならず、出来る限り「基本の形(四角や円形)」だけを使って表現したかったのです。

割と行き詰まっていた時、大量のボツ案の中から完成したロゴに通じるものを見つけることができました。それが以下の2つの形の組み合わせによるものでした。

完成するロゴを構成する基本の形

構成している形の要素は「正方形」と「円(正円)」だけとなります。

編む部分は「2色の正方形を組み合わせる」ことで表現をして、そこから伸びる線が結ばれる(表現としては繋がる)ことで、「アムス(編む・結ぶ)」の形が仕上がりました。

完成した有限会社アムスのロゴマーク

こういった経緯を経て当社のロゴマークは(一応の)完成に至りました。

ですが、このロゴマークは言わば「バージョン:1.0」といったもので完全なものではありません。今後も少しずつ改良を加えながら形を変え、やがては本当の意味での完成にたどり着くのでは無いかと思います。

今後このロゴマークがどれだけの人の目に触れ、認知していただけるまでに成長できるのか、会社と共に育てていければと思います。